平和への願い

仏の写真

浄土宗は、念仏の元祖、法然上人によって開宗されました。お念仏の教えは800年余りの時を経た現代の私達にとっても大切な教えなのです。
 
西往寺の由緒とは
 
西往寺の写真  
 浄蓮社純誉恵秀上人(天文七年 1538年没)の創建で、開基は1520年頃と思われます。当時は戦乱が続き、開山恵秀上人が死没後衰退の一途であったが、天正十四年(1586年)大木知光がこの地を領することになり、大木家菩提寺となって息を吹き返しました。その後、大木庄右衛門朝貞を大檀那とし、大庄屋小宮善右衛門の肝入りで大蓮社鏡誉上人を中興開山上人として再興されました。
 現在住職は、三十九世 南 悦朗。
 
西往寺の特色
 
西往寺の庭 納骨堂前半鐘写真
 
 現在の堂宇は本堂棟木の墨書名によると「奉造立本堂一宇 造立常然 無量無変 寛政二年(1790年)八月」に再建され、代々大木伯爵家の菩提寺となっています。半鐘(上写真)は寛文十一年(1671年)九月、十一世廓誉上人のものです。
 また明治の政治家大木喬任ゆかりの寺でもあり、第二次世界大戦中、航空特攻隊となった少年達が最後に宿した寺でもあります。(詳しくは「大木家について」と「特攻隊記事」のページへ)
 
明治の寺子屋
 
 明治初期、東背振村内には寺小屋または塾が七〜八ケ所あり、手習い読み書きを教授しており、西往寺もその中の一つでした。「學」という字の入った当時の瓦が残っています。
寺子屋の落書き
寺子屋の落書き 「學」の字が入った瓦
 
浄土宗の教え
 
 浄土宗は、念仏の元祖、法然上人によって(承安五年)1175年に開宗されました。阿弥陀仏の(西方極楽浄土の仏様)の御本願を信じ、南無阿弥陀仏と称えれば、必ず極楽浄土に往生することが出来るという教えです。生かされて生きている自分に気付かせていただき、本当に生きがいのある人生を送り、安らかに臨終の時をお迎えする。お念仏の教えは、八百年余の時を経た現代の私達にとっても大切な教えなのです。
法然上人つねに仰せられける御詞
 

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